こんにちは、vistaです。
以前、シンガポールには妥協できている人が多いという話をしました。
海外転職への経緯とその後とは?シンガポールにいる日本人の例を紹介
本当はアメリカやヨーロッパに行きたかったけど、ビザの関係でシンガポールにきた、という人が多くいるのです。そして、私もそのうちの一人です。
とにかく海外に行きたい!ビザがとれるしシンガポールに行ってみよう!正社員として働いていれば、帰国後の就職も安心だ!
そんな思いでシンガポールに来ましたが、それで本当に満足できるのでしょうか?
海外=アメリカ、ヨーロッパを指していませんか?
多くの人が”海外大好き!!”といいますよね!ただそれって本当に海外ですか?
アメリカ、ヨーロッパを頭の中で想像して言っていませんか?
正直私がそうだったんです。私は海外が大好きです。ですが、アジアには旅行をしたことはほとんどありませんし、あまりが興味がありません。
つまり、私は海外好きではなくて、欧米好きなんです。ですが、それをずっと”海外が好き”、といってきていたので、シンガポールに来ても海外は海外だから楽しく生活できるんだろうな、心が毎日満たされるんだろうな、と思ってしまったんです。
ですので、とりあえず海外でビザが取れるシンガポールに私は来てしまったのです。
シンガポールは欧米ではない!
私は現在シンガポールにきて1年が経ちます。そして、今思うことは、欧米に行けばよかった、ということです。もちろんシンガポールに来て多くの素敵な人に出会いましたし、ためになる経験もたくさんしました。
ですが、なぜか心が満たされていないんです。私の大好きな”海外”に住んでいるわけですが、アメリカやヨーロッパにいるときのような充足感を感じることがないのです。
感じることがあるとすれば、ヨーロッパの友だちと遊んでいるとき。シンガポールと全く関係ない部分で私は満たされているのです。
これでいろいろとはっきりしました。私の好きな“海外”にシンガポールは含まれていなかったのです。
飛び交うシングリッシュに中国語、アジアらしい大衆食堂…いろんなものが私の中でしっくりこないのです。この上なくシンガポールに失礼ですが、シンガポールは私の来るべき場所ではなかったのです。
自分の”好き”を見つめよう
私がこの1年で感じたこと、それはやっぱり好きなものは好き、そうでないものはそうでない、ということです。
シンガポールに行ったら何か変わるかも!と安易に思ってきてしまいましたが、私の欧米への思いは今でも堪えません。
だから私は現在海外フリーランスとして、ドイツに移住をしようと考えています。やっぱりわくわくするんです。考えているだけで…
これはシンガポールに来る前にはなかった感情で、やはり欧米にのみ感じるものなんだと思います。
1年前に給料とか、再就職とかそんな心配をしないで、もっとこの“好き”という感情を大事にすればよかったなと思います。
せっかくのチャンスに妥協は不要!
海外転職なんて人生に何度も経験できることではありません。むしろ1度あるだけでも素晴らしいことです。
ですので、行きたい国に行くのが一番だと思います。正直海外就職をするだけで、日本での仕事を辞めたり、家族や恋人、友人と離れ離れになったりなど、犠牲にするものは多くあります。
そこまでして海外就職をするのであれば、正社員だとか給料だとか、帰国後の再就職だとかそんな小さいことばかり言っていないで、思い切って好きな国に行きましょうよ!
いろいろなことを考えて安全な道を選んだとしても、帰国をすることにはやりたいことも、考え方も、できることも変わっています。きっと可能性はもっと広がっているはずです。ですので、正直1年前の心配事なんて、今考えるととても小さなことなんですよ。
これが今、私が1年前の自分に言ってあげたい言葉です。
でも、シンガポールに来たことを後悔しているわけではありません。シンガポールに来たからこそ、多くの可能性を得ることができたと思っています。本当に行きたいところである欧米へのいいステップになってくれたと感謝をしているくらいです。
まとめ
ここまで長々と綴ってきましたが、言いたいことをまとめると
・自分が本当に好きなことを見つめる
・それに対して妥協をしない
・今の心配事は1年後には大したことではない
ということです。妥協して何かをしても、心が満たされることはありません。ですので、どうせやるなら、100%自分が満足できる道を選びましょう。それが、一番の近道です。
ではまた!