こんにちは、vista(@vista_free)です。
物価が高いとされるシンガポール。移住をするのはいいけれど、実際生活費が相当かかるのではないか?という疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
しかし、実際に生活をしてみると、日本よりも物価が安いものが多く、毎月しっかりと貯金をすることが可能です。
そこで今回は現地採用(EP)の独身女性の私を例に、月々の生活費を紹介します。
月々の収入は?
まず、シンガポールで現地採用として働く場合に取得するビザはS PassかEmployment Pass(以下EP)の2つに分かれます。これは労働者の学歴や企業の外国人労働者数などによって異なります。
そして、S Passでは最低$2,200、EPでは最低$3,600の賃金が保証されます(2018年3月現在)。
私はEPを取得していたので、給与を$3,600=288,000円(1シンガポールドル=80円※2018年3月1日現在)として計算をすることにしましょう。シンガポールでは、源泉徴収は基本的にないので、この額がそのまま手取りになります。
月々の出費
次に、月々の出費を具体的にみていきましょう。
家賃は?
まず、一番大きな出費となるのは家賃です。家賃はHDB(シンガポールの公共住宅)かコンドミニアム、バスルームをシェアするかどうか、などで大きく異なります。近年家賃が下落している傾向にありますが、大体月に$700~$1300が単身で現地採用の平均です。
私はHDBに住んでおり、家賃は毎月$950支払っていました。この金額に光熱費、インターネットなどすべてが含まれます。
携帯料金は?
私はSingtelを利用しており、毎月約$35を支払っていました。これはSingtelのpostpaidの最も安いプランです。prepaidにすると、もっと安く抑えることができますよ!
シンガポールは日本よりもFree Wi-Fiが多く、職場でもWi-Fiを使用することができました。そのため、データ量は一番少ないものでも困ることはありませんでした。
日本にいる時は毎月約6,000円を支払っていたので、シンガポールでは半額以下に収まっていたことになります。
食費は?
結論から言うと、月々の食費は$170程度でした。というのも、私はほとんど自炊をしており、仕事の際もお昼を持っていくことが多かったからです。
とはいっても、職場の人とランチをしても、フードコートでは$5前後しかかかりません。また、自炊が面倒という場合でもホーカーセンター(大衆食堂)では、$3~$5で食事ができるので、大きな出費にはなりません。
そのため、仕事をしている平日は、日本よりもずっと安く食費をおさえることができます。
交通費は?
交通費が安いのがシンガポールの大きな魅力です。シンガポールの南端から北端までバスや電車で移動したとしてもわずか$2程度しかかかりません。
そのため、私の月々の交通費は$20程でした。私は職場まで毎日歩いて通っていたので、ここまで交通費をおさえることができました。シンガポールでは交通費は支給されないので、バスや電車で出勤する場合は、さらに$60ほど加算されると考えるといいでしょう。
交際費は?
交際費は月によって大きく異なりますが、平均すると$250程です。シンガポールでは、レストランで食事をすると、ランチで$20前後、ディナーだと$30前後です。そして、アルコールがとても高いので、飲みに行ったりすると一気に出費が増えてしまいます。
また、日本から友人が遊びに来るとレジャー代もかかるので、さらに上乗せされます。そのため、月々の予定によって、交際費が全くかからない月もあれば、出費がかさんでしまう月もある、といった感じでした。
医療費は?
私がシンガポールで支払った医療費は0円です。私がいた企業では福利厚生に医療保険が含まれていたので、指定されている病院であればタダで治療を受けることができました。
そのため、基本的にはシンガポールでの医療費は無しになります。また、緊急でない限り病院は一時帰国の際に日本で行っていたので、シンガポールではほとんど病院に行きませんでした。
月々の出費の合計と残高は?
では、ここまで出してきた数字をまとめてみましょう。
家賃 | $950(=76,000円) |
携帯料金 | $35(=2,800円) |
食費 | $170(=13,600円) |
交通費 | $20(=1,600円) |
交際費 | $250(=20,000円) |
医療費 | $0 |
合計 | $1425(=114,000円) |
($1=80円で計算)
おおよその月々の出費の合計が114,000円です。
そうすると、288,000円(収入)ー114,000円(出費)=174,000円が手元に残ります。
この生活を1年間続けると、174,000円×12カ月=2,088,000円
2,088,000円!!!
つまり、1年間頑張ると、200万円の貯金をすることができるのです。
その他の出費
上記で、単純計算をすると年間200万円の貯金ができる、という結論が出ましたが、海外にいると割とその他の出費が多くありました。最後にその出費をおまけとして紹介しておきます。
周辺国への旅行
生活費以外に私が一番お金を使っていたのが旅行です。
シンガポールは周辺国に旅行がしやすいので、3連休があれば旅行に行く、というのは普通です。むしろ、同僚が揃って海外に行くので、自分もどこかに行かなければ!という気持ちになります。
私は、有休を使いつつ1年間に3回海外旅行に行きました。バリ島、プーケット、オーストラリアに行き、割と長く滞在をしたので、この3か国で30万程度を使用しています。
シンガポールは日本よりも有休がとりやすいですし、気軽に海外旅行に行けるので、旅行にかける費用は高くなるかもしれません。
日本への一時帰国
海外に住んでいると一時帰国の費用が掛かります。シンガポールから日本への航空券は安いもので5万円弱。私は年に2回一時帰国をしていたので、大体10万円の出費です。
全く帰国をしない、という人も稀にいましたが、多くの人は最低でも年に1回は帰国をしているようでした。
結論、シンガポールではお金が貯まる!!
シンガポールでEPを取得して1年間働くと、十分にお金を貯めることができます!旅行や一時帰国など、大きな出費があることも多いですが、それでも年間150万円程度を貯金することができます。
海外移住、転職、というと出費がかさむんじゃないか、十分な貯金がないと不可能ではないか、という心配があるかもしれませんが、シンガポールではそんな心配は不要です。
むしろ、私は日本にいた時よりも贅沢な暮らしができるようになったと感じています。そのため、シンガポール転職を考えている人は、お金の心配をし過ぎず、思い切って行動してみるといいでしょう!