こんにちは、vista(@vista_free)です。
シンガポールは小さくて都会的な国、という大まかなイメージでは多くの人が持っていると思いますが、実際の人口や宗教はご存知ですか?
旅行だけではなく移住を考えているのであれば、外国人の割合や宗教もおさえておきたいところ。
そこで今回は、シンガポールの基本情報を紹介していきます。
シンガポールの首都はどこ?
結論から言うとシンガポールに首都は存在しません。
シンガポールは国が小さいことから、国を細かな行政区域には分けていません。つまり、日本のように都道府県を設置していないということです。そのため、中央政府がシンガポール全土を直接管理していることになります。
例えば、マリーナベイサンズの住所は、”10 Bayfront Ave, Singapore 018956″です。
住所は番地、ストリート名、郵便番号のみ。市町村名は一切ありません。
そのため、シンガポールという国自体が、1つの行政地区であり、都市でもあるのです。
シンガポールの面積
シンガポールの面積は721.5 km²。
日本の面積は377,970km²であり、シンガポールは日本の約526分の1の大きさとなります。
わかりやすく言うと東京23区より少し大きいくらい。
シンガポールの西端から東端まで車で約2時間程度でたどり着けてしまうほどの大きさなので、どこへでも簡単に行くことができてしまいます。
そのため、1年も住んでいるとシンガポールを知り尽くしてしまった、なんてことはよくある話。移住した人のほとんどは、シンガポールは退屈、何もすることがない、とぼやいています。
現地の人をはじめシンガポールに飽きてしまった人は、連休があると海外に行ってしまいます。そのため、国内のショッピングモールがいつもより空いている、なんてこともよくあります。
シンガポールの人口と民族構成
シンガポールの人口は561万人。2017年の世界の人口ランキングでは111位に位置しています。ランクとしてはかなり下ですが、シンガポールには移民が増えているため、人口は上昇傾向にあります。そのため、シンガポールの人口のうち約3割が外国人と高い割合を占めています。
シンガポール人はさらに、中国74%、マレー52万人、インド35万人、その他3%と分かれています。そのため、シンガポールではアラブストリートやリトルインディアなどが存在し、小さい国ながらも多文化に触れることができます。
シンガポールの公用語
シンガポールの公用語はマレー語、中国語、タミル語、英語とされています。シンガポールには多くの民族が集まっているため、それぞれの民族言語が公用語として認められているのです。
しかし、実際に生活する際は英語さえ知っていれば全く問題ありません。病院、公的文書、職場、どこでも使われているのは英語です。
そのため、実質英語が公用語であるといってもいいでしょう。しかし、年配の人の中には中国語しか話せない人もいます。住居探しの際にオーナーと英語でコミュニケーションを取れない、ということも稀にあります。
また、シンガポールでは英語が通じるといっても、シンガポールで話されているのは中国語なまりのシングリッシュといわれる英語。
アクセントがとても独特で現地の人はとても速く話すので、慣れるまでにも少し時間がかかります。
シンガポールの宗教
シンガポールは多民族国家であることから国教は定められておらず、信仰の自由が認められています。そのため、シンガポールには仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教が存在します。国内には教会やモスク、寺院などがあり、うまくそれぞれの宗教が共存しているのがわかります。
また、クリスマスや旧正月、ハリ・ラヤ・ハジなど宗教ごとのイベントも開催されています。そのため、シンガポール国内にいながら多様な文化に触れることができるのです。
ただ、様々な宗教が共存しているからこそ、それぞれを尊重することも大切です。モスクを見学する際には露出の多い服装は避けるなど、最低限のマナーは守るようにしましょう。
また、イスラム教やヒンズー教の友人と食事に行くときは、食事に制限がないかを聞くなどちょっとした気配りも必要。レストランを決めてもらうか、食べられないものがないかを事前に確認してあげると親切ですよ!
まとめ
シンガポールは小さな国でありながら、多くの民族、宗教が共存するとても多様性に富んだ国です。そのため、国内で様々な文化に触れることで、見聞を広げることができます。
シンガポールに行った際にはぜいろいろな国からの友人を作り、それぞれの文化を教えてもらいましょう!