みなさん、こんにちは!vistaです!
今回のテーマはシンガポールでの部屋探しです!
実は私、部屋探しにはとっても苦労しました。住まいも全部自分で手配しなければいけないのが、現地採用の大変なところでもありますよね。
まず、シンガポールでは実際に部屋を決める前に行くつか知っておくべきことがあります。ですので、シンガポールの住宅事情から確認していきましょう。
目次
1.誰と一緒に住むか
シンガポールには、日本のように一人暮らしをするための部屋はなく、オーナーと一緒に住むか(ホームステイのような感じ)、他のテナントとシェア(ルームシェア)をする形になります。(テナントとは同じく部屋を借りている人のことを指します。)
まれに、スタジオタイプの部屋といって、日本の一人暮らし用の部屋より少し広いくらいのものもありますが、数はとっても少ないです。そして、家賃も高いので、現地採用の人には少し手が届かない部屋ですね。
ですので、まずは“誰と一緒に住むか”というのを決めなければいけません。オーナー、テナントと住む際のそれぞれの考えられるメリットとデメリットは以下の通りです。
オーナーと一緒に住む
【メリット】
何かあったときにすぐに相談できる
メイドの掃除がついていることがよくある
【デメリット】
常に監視されている感じ
気を遣う
人によっては細かいことを言われる(電気の使い方、帰宅時間etc)
キッチンを使うときもライトミールのみの場合が多い
テナントだけで住む
【メリット】
上下関係がないから気軽
割と自由に生活できる
【デメリット】
何かあったときに、オーナーにすぐに助けてもらえない(メールでの連絡)
他のテナントとうまくいかないこともある
以上が一般的に考えられるメリットとデメリットです。
オーナーと住んでも、テナント同士で住んでも、結局はその人たちの人柄ですので、あまり大差はないかもしれませんね!
ただ両方経験した私としては、テナントだけのほうがずっと気楽です!オーナーとだと、いつも礼儀正しくしなければ!と気を張っていたのですが、テナントだとそういうこともなく、のびのびとやれています。
よりプライバシーがほしい人は、テナントのみの部屋を探すのがいいでしょう。
2.HDBかコンドミニアムか
次に決めなければいけないのは、どこに住むか、ということです。シンガポールにも、日本と同じように団地やマンションのようにいくつかの施設があります。
シンガポールには、一般的にHDBとコンドミニアムの2つがあります。
シンガポールの国民の80%が住んでいるのがHDB(Housing Development Board)と呼ばれるもので、つまり公団住宅です。日本の一般的なマンションをイメージしてもらえればいいと思います!地元の人や現地採用の人はほとんどHDBに住んでいますね!
そして、もう一つのコンドミニアムとは、簡単にいうとHDBの豪華バージョン!ジムやプール、シアタールーム、テニスコート、BBQピット、24時間体制のセキュリティーなどがついています。ですので、もちろん家賃も高く、こちらには主に駐在員が多く住んでいます。基本的に欧米諸国からの人はこちらに住んでいます。
このようにシンガポールには全く違うタイプの2つが存在します。ですので、自分の給料と相談しつつ、どちらに住むかを決めるといいですね!
3.マスタールームかコモンルームか
そして次に決めるべきなのが、マスタールームとコモンルームのどちらに住むかということです。
マスタールームとは寝室にバス、トイレがついており、専用で使えるタイプの部屋になります。この場合、キッチン、リビング、ダイニング以外はすべて自分の部屋で完結してしまうので、プライベート重視の人にはおすすめです。
一方でコモンルームとは、部屋とバス、トイレが別々になっているタイプの部屋です。日本の家の一室を借りるような感じです。ですので、オーナーや他のテナントとバスなどを共有するようになります。掃除の分担や、時間が被らないように気を使ったりする必要があります。
4.どこに住むか
ある程度部屋の形態などが決まってきたら、住む場所を決めなければいけません。一般的にCityエリアといわれるラッフルズプレイス、オーチャードなどはオフィスが集まっており通勤に便利ではありますが、当然家賃も上がります。
一方でwestのほうになると、オフィス街のようなごちゃごちゃとした雰囲気とは異なり、芝生が多くある住宅街になります。通勤には時間を要すようになるかもしれませんが、大きなMRT駅の近くにはショッピングモールもあるので生活に不便を感じることはありません。
Cityエリアかそうでないかで家賃は大きく異なってきますが、私個人の意見としては少しCityエリアから離れたところに住むのがいいと思います。なぜなら、シンガポール自体がとても小さいので、バスやMRTを使ってしまえばどこへでもすぐにアクセスできるからです。
ですので、オフィスへのアクセスのしやすさを考慮しつつ、MRTやバス停の近くに住むのが一番だと思います。
5.シンガポールの家賃
そして、肝心な家賃ですが、シンガポールは日本よりもずっと高いです。
HDBのコモンルーム→800~900
HDBのマスタールーム→1000~1200
コンドミニアムのコモンルーム1000~1300
コンドミニアムのマスタールーム→1300~
私が今まで物件を見てきた経験からの数値ですが、この辺りが相場かと思います。日本の一人暮らしが6万くらいでできると考えると、信じられないくらい高いですよね。
ですが、立地や築年数によっても大きく変わるので、参考程度にしてくださいね!
Cityエリアの家賃はものすごく高いですし、North, West, Eastではお得な物件も見つかりやすいです。ですので、まずはなるべくたくさんの部屋を見て、家賃相場をつかむのがいいでしょう。
6.部屋を借りる際に必要な費用
部屋が決まって契約を交わす際に支払う費用について説明をします。
1.家賃
これはまあ同然ですね!笑
入居することを決定した際に、一か月分の家賃を支払います。
2.デポジット
これは、日本でいう敷金のようなものです。退去をする際など、部屋の修理に使われるものです。契約期間によって異なりますが、基本的には一か月分の家賃を支払います。(2年契約だと2か月分取られることもあります。)
退去時に問題がなければ返金されるということですが、オーナーによります。良心的な人ですとそのまま返してくれるようですが、掃除やらペンキの塗り替えやら、何かしらの理由をこじつけて、デポジットを返してくれない人もいます。ちなみに私が1番最初に入居した部屋を出た際は、デポジットは半分しか返してくれませんでした。
ちなみに、日本のような礼金はシンガポールには存在しません。
3.仲介料
これは、エージェント(不動産)を通して部屋を探したときに発生する費用です。基本的には家賃の半分といわれていますが、2年契約だと一か月分の家賃を支払うようです。ですが最近では、この仲介料をオーナーが負担するケースも増えてきています。
ですので、部屋を探す際はこの仲介料を払わなくていいところを探すのがいいですね。
4.LOL
LOLとは、Letter of Intentのことで、部屋探しをしているときに、“他の人にこの部屋を紹介しないでね!”というように、仮押さえするときに必要になる費用です。
基本的には一か月分の家賃を支払うことになるようで、もしそのまま契約をした場合は、LOLが最初の月の家賃へと充てられます。
しかし、契約破棄となった場合にはLOLは放棄ということになり、一切返ってきません。ですので、ほぼ100%入居が決定している場合のみ払うようにするといいでしょう。
5.印紙税
印紙税とは、賃貸契約書を法的に正式なものとするために払うものです。印紙税は契約期間の賃料合計額の0.4%とされており、2年契約の場合、家賃1ヵ月分の1割弱の金額がかかります。
これを支払っていないと、トラブルが発生した際に賃貸契約が認められず、テナント側が不利になることが多いです。
ですが、実際にはこの印紙税を課していないオーナーが多いのが実情です。ですので、ちゃんとしたオーナーを見つけたいときは、エージェントを通すか、この印紙税の支払いがあるかを1つの判断基準にするといいでしょう。
とりあえず、本格的に部屋探しを始める前に知っておくべき情報はこの程度かと思います!
その他に部屋探しの際に気を付ける点や、便利なサイトは以下で紹介しています。
ではまた!