こんにちは、vistaです。
簡単に取得できるビザとして人気を集めている、ドイツのワーキングホリデービザ。有効期限は1年間で、その間に学校に通ったり、インターンシップに参加をしたりなど自由に過ごすことができます。
私もつい先日、東京のドイツ大使館でワーキングホリデービザの申請をしてきましたが、必要書類に関して公式サイトにある情報だけでは不十分という印象です。
そこで今回は、実際に私が用意した書類を紹介していきます。
(2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。)
目次
サイトで公開されている情報
下記が外務省のサイトで公開されている、必要書類に関する情報です。
1記入済みのWeb 版申請書 1部
長期ビザ申請書(大阪の総領事館で申請する場合のみ) 1部2パスポート用写真(35x45mm 正面撮影、詳細は「ビザ用写真例」参照)1枚
3日本国パスポート(ビザの有効期限が切れた後、なお3ヵ月以上有効期限の残っているパスポートが必要です。)
4往復航空券予約の証明書
5ドイツでの全滞在期間有効な旅行者用医療保険(歯科の治療にも適用され、女性の場合は妊娠時にも適用される保険に加入していることを証明するものを提示してください。)
および旅行賠償責任保険6生活費支払い能力の証明(預金通帳および通帳のコピー、または金融機関発行の残高証明書)
1年間滞在する場合には最低2,000ユーロの資金があることを証明しなくてはなりません。片道航空券しかない場合は、この2倍の金額を証明する必要があります。
まとまっていて、とてもわかりやすいですが、もう少しそれぞれに対して補足説明が必要な個所があります。
次の項では、各書類について詳しく説明をしていきます。
1.申請書
まず、もっとも重要な書類である申請書です。こちらは、外務省の” “というページから一通り揃えることができます。
ここでいう申請書とは、Web版ビザ申請書、ビザ用誓約書の2点を指します。
まず、Web版ビザ申請書ですが、こちらはWeb版ビザ申請書フォームから作成をすることができます。この際に、Web版ビザ申請書記入ガイドラインにまず目を通す必要がありますが、ガイドラインには、英語で”VIDEX(申請書を作成するソフト)は、90日以内の短期ビザの申請にのみ利用可能”という記載があります。というのも、滞在予定日数を入力する際に、2ケタまでしか数字を入力できないようになっているからです。
では、ワーキングホリデービザの場合はVIDEXは使えないの?と思いますが、90日と記入すれば問題ないようです(大使館に実際に問い合わせました)。
特にこの書類では難しい箇所はないので、指示通りに入力をして、PDF化で保存→印刷をして申請する当日に持っていきましょう。申請書は最後のバーコードのページを含めて合計7枚になります。
また、この申請書に加えて、ビザ用誓約書が必要です。こちらは、” “からそのままダウンロードしたものにサインをして、当日持っていきましょう。
基本的にはこの2つの申請書が必要になりますが、大阪の総領事館で申請する場合は長期ビザ申請書が追加で必要となるので、忘れずに持っていくようにしましょう。
2.パスポート用写真
35x45mmの正面撮影、とありますが、ビザ用写真例を見ると細かな条件が設定されています。この内容はしっかりと目を通しておくようにしましょう。
重要なことは、髪を除いた顔の部分が32mm以上あるということです。証明写真BOXで撮影することも可能ですが、その際はかなりアップにしないと規定を満たすことができないので、プリントアウトをする前に、十分な長さがあるか確認する必要があります。
不安な場合はしっかりとした写真屋さんで撮ってもらうといいでしょう。ちなみに、申請した際に写真が不適切と判断された場合でも、大使館近くの写真屋さんで撮影をしてその日のうちに再提出をすることが可能です。
3.日本国パスポート
こちらに関しては特に問題はないですね!ビザが切れた日から3か月間の有効期限があることのみ確認をしておきましょう。
4.往復航空券予約の証明書
証明書、と聞くと堅苦しく感じてしまいますが、航空会社から発行された旅程表やeチケットの控えを印刷して提出すれば問題ありません。
フライト情報がしっかりと記載され、ドイツへの入国がわかる箇所を印刷して持っていきましょう。
5.旅行者用医療保険および旅行賠償責任保険
保険会社から発行された保険証書を持っていきましょう。
また、ここで肝心なのが、支払証明が必要になるということ。保険会社から領収書が発行された場合は、そちらも持っていくようにしましょう。
私は、ケアコンセプトという保険会社を利用しましたが、ケアコンセプトはPayPalでの支払いであり、領収書は発行されません。その場合は、PayPalの”取引の詳細”のページを印刷して持っていきましょう。
6.生活費支払い能力の証明
公式サイトの記載の通り、預金通帳+通帳のコピー、もしくは金融機関発行の残高証明書を持っていきましょう。ここで注意しなければならないのは、日付が最新のものであるということ。例えば、通帳を持っていくのであれば、前日もしくは当日に入出金をして、その時点で最低2,000ユーロ(片道航空券の場合は4,000ユーロ)があることがわかるようにしましょう。
日付が古いと、ビザ申請日までに使ってしまった、という解釈もできるので、日付が新しいものを提出する必要があります。
7.予約確認メール
ビザを申請しに行く場合、事前に公式サイトから予約を取ります。その予約をすると確認メールが届くので、それを印刷して当日持っていくようにしましょう。
8.510円のレターパック
こちらは、遠方に住んでいてビザを大使館まで取りに行くのが難しい、という人のみ持っていきましょう。510円のレターパックを持っていけば、後日ビザが添付されたパスポートと注意事項が書かれた用紙を入れて、自宅まで郵送してくれます。
9.パスポート以外の身分証明書
これはビザの申請自体とは異なりますが、大使館に入る際に身分証明書を預ける必要があります。そのため、パスポートとは別に、氏名が書かれたものをなんでもいいのも持っていくようにしましょう。スイカやポイントカード、クレジットカードでも問題ありません。
ちなみに運転免許証は、入館の際に預ける証明書としては受け付けてもらえないので、それ以外のものを用意する必要があります。
意外と多い申請時の持ち物
以上が、私がワーキングホリデービザを申請した際に必要だった書類のすべてです。公式サイトの情報だけでは、おそらく書類不備で受け付けてもらえていなかったと思います。
特に、通帳が最新の日付になっていることや、保険の支払証明が必要である点は非常に重要です。書類に不備があると再度大使館に行かなければならないので、1度で終えられるようしっかりと準備をしておくようにしましょう。